奈良筆職人の鈴木一朗氏が、人気の歴史ドラマの中で使われる筆を担当しました。
求められたのは、毛元にたっぷりと墨や絵の具を吸い込み、屏風の端から端まで(約4m)かすれることなく一気呵成に線が引ける筆。
ドラマが描かれている時代は、奈良で盛んに筆作りが行われており、数々の腕のたつ職人がいたはずです。それでも4mを墨継ぎなしで線がかける筆を永徳が探していたと言うことですので、いかに高い技術が求められているのかがわかります。
当時と同じ原料は現在手に入りませんが、鈴木氏が、知識と経験、そしてその豊かな発想で現在手に入る原料を使って、その筆を作られました。
この度、ドラマで使われたその筆を鈴木さんに作っていただきました。銘は「永徳好」。
墨含みの良さと終筆のまとまりの良さは鈴木さんの真骨頂。日本画、水墨画、そして書道に活躍してくれることと思います。

