筆選び

「どの筆を選べば、どんな線が書けるのだろう?」
書道を始めたばかりの方から、創作の幅を広げたい経験者の方まで、筆選びは常に奥深い課題です。ご自身の手に馴染み、想い描く墨跡を具現化してくれる一本に出会うこと。それは、書道という道を歩む上での大きな喜びなのだと思います。

一本の筆の中には、毛の素材、穂の長さ、そして「水筆(無芯筆)」や「巻筆(有芯筆)」といった内部構造の違いまで、職人の技と意図が凝縮されています。
単にサイズや価格で選ぶのではなく、ご自身が「書きたい書風」や「追い求める書き味」から最適な相棒を見つけていただけるよう、筆の個性を丁寧に紐解きながらご案内いたします。

筆は、書き手の想いを紙に伝える「身体の一部」です。
構造や素材の違いを知ることで、今まで出せなかった線が出せるようになる。その喜びこそが、書道の醍醐味だと私たちは考えます。ご自身が納得できる一本に出会えるよう、全力でお手伝いいたします。私たちも知らないことが多々ありますが、ご心配なく。私たちには職人さんがいます。質問がありましたら、ご遠慮なくご連絡ください。


書体・用途から選ぶ

楷書・行書・草書オールマイティ

仮名条幅

ひらかな(三色紙など)

写経

作品・創作


筆の構造から選ぶ

紙巻筆(有芯筆)

水筆(無心筆)


毛の性質・硬さから選ぶ

墨の含ませ方で表情が劇的に変わる、非常に芸術性の高い羊毛

特殊筆(コシの強く力強い表現が得意な馬毛、粘りがあり、線に厚みが出るムジナ筆など)

扱いやすい兼毫(けんごう)

「弾力」と「まとまり」が調和する唯一無二の書き味コリンスキー

優雅さと力強さの共存するシルバーフォックス

絹のような滑らかさの玉毛