月刊ガバナンス10月号:伝統の墨作りを支える唯一人の墨型彫刻師

墨づくりに使う型
共に地域を創るというミッションのもと刊行されている『月刊 ガバナンス』の2023年10月号において、錦光園の長野さん、墨の木型を手がける中村雅峯さんが紹介されました。
日本の伝統産業の生産・流通構造は分業制を特色してますが、墨もまた同じです。墨の原料となる煤を作る煤職人、その煤を墨へと製品化する墨職人。そして墨職人が墨を固める際に使う木型を作る墨型彫刻師。
鈴木雅峯さんは、現在日本に唯一人の墨型彫刻師です。91歳となった今も現役で、固い木型にふっくらと柔らかく立体感のある動物を彫り上げる強者です。錦光園さんが最近中村雅峯さんに依頼して作った墨の中に『おはじき墨』があります。是非その見事な彫りにも注目してください。
 
<掲載誌詳細>
月刊ガバナンス 2023年10月号 p121-124
🔸技の手ざわり/大西暢夫
伝統の墨作りを支える唯一人の墨型彫刻師
──【奈良墨職人】長野墨延さん・睦さん/【墨型彫刻師】中村雅峯さん(奈良市)